インプラント矯正:
インプラント矯正用:チタン製スクリュー
チタン製スクリュータイプの矯正用インプラント:直径1.5mm、長さは5〜9mmの細いチタン製のスクリューです。
歯肉の切開などは必要なく、歯肉に小さな穴をあけて直接ネジを装着します。局所麻酔を使用しますが、使用量は非常に少なくて済みます。スクリューの装着自体に要する時間は5分前後です。
処置当日は、激しい運動や飲酒などを控えていただきます。食事や歯磨きも、今までと同じでかまいません。慣れてしまうと、装着している事自体を意識することありません。
チタン製のスクリューを骨に埋め込むことによって、歯を動かすための強固な固定源ができます。そのため、抜歯治療が必要であったものが非抜歯での治療が可能になったり、顎の骨を離断する手術が必要である外科矯正治療の適応であったものが手術を回避することが可能になったりします。また、治療期間自体の短縮を期待することができます。
チタン製のスクリューは必要がなくなった時点で除去しますが、その際には麻酔処置を必要としない場合が殆どです。
写真は実際の使用例です。青の矢印がスクリュータイプのインプラントです。スクリューを固定にして黄色の矢印の方向に歯を引っ張っているところです。奥歯が前方に移動することを避けるために、スクリュータイプの矯正用インプラントを採用しました。
プレートタイプの矯正用インプラント
スクリュータイプ以外の矯正用インプラントも存在します。写真は「SMAP」と呼ばれるプレートタイプのものです。
歯列全体を移動する場合などに使用しますが、本来は骨折の治療に使用されていたものを小型化したものです。
粘膜を剥離して骨の表面を直視する必要があるので、大学病院等の口腔外科に依頼する形となります。歯肉の粘膜からプレートが露出しているので、清掃にも丁寧さが必要となります。
矯正用インプラントは目的外使用の材料です。
これらの矯正用インプラントの使用は、いわゆる目的外使用となります。矯正用インプラントの材料は、医療用材料として非常に厳しい分類での承認を受けています。本来の目的は骨折の際に、骨を固定する目的で開発されたものです。
これを歯列矯正治療の目的で使用できるように形状を改良したものが、矯正用インプラントです。骨折の治療に使用できるものが、より外科的なダメージが少ない歯列矯正治療に使用するのですが、目的外使用として取り扱われるのが医療法の制約です。材質などに問題があるわけではありません。
現在、関係機関が矯正用インプラントとして正式な承認を得るための作業中です。ライト矯正歯科クリニックでは正しい情報公開を心がけていますので、本項目を追記致します。 |